A:気功は健康改善のために、様々な方法からなります。個々の方法について、効果は段々と科学者によって解明されつつあります。
動功(運動の要素を含むもの)に関しては、蛹動が腰痛に効くこと、蠕動が腸の働きを促進すること、ストレッチが血管壁を若返らせることなどが、すでに確認されています。
静功(瞑想)に関しては、自律神経のバランスを整えること、雑念に飲まれず感覚に集中することが、うつ病対策になることや炎症にかかわる遺伝子の働きに影響することなどが、確認されています。
外気功に関しては、経験的に多くのよい結果がえられてきました、外気功の説明としましては、施術側の心理的状況が伝わって、リラックスと心の安定が、毛細血管を開き、血流をよくすることが一つです。
ただ、「気」は、いまだ科学では解明されていない「意識」の領域の事象ですから、今後新たな科学的な解明がされるかもしれません。例えば、素粒子の性質が、観測の方法によって変わる(波になったり粒子になったりすることが一例)ことから、意識の在り方によって素粒子の状況が変わる可能性もあり、この点を含めて気功の科学的な解明が待たれています。
|