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   劉漢文先生の納骨式に参加して
    朱剛
 
 
                            
2005年4月3日午前5時50分、丹東の元宝山にある敬老院(もと禅密気功センター)のロビーに各地から集まった10数人の禅密気功の仲間達が集合しました。敬老院の責任者達(一人は劉先生の息子の劉敏さん。もう一人は宋さん)のお世話でミニバスに分乗し、劉先生の墓地に向けて出発しました。
丹東は丁度夜が明け始める頃で、小雨が降っていました。墓地は車で10分程の山の斜面にあり、劉先生のお墓は一番高い場所の中央にありました。 風水からみても一番良いところだそうです。参加者は劉先生の息子さんやお嬢さん達のご家族、その他の身内の方達と気功の仲間達を入れて総勢で数人でした。
納骨式は30分程度の簡素なものでした。お墓には参列者から送られた花が飾られ、墓石には先に亡くなられた奥様の名前と劉先生の名前が一緒に刻まれていました。 先ず劉先生の骨壷をお墓に入れた後、息子の劉敏さんが生前の劉先生の功績を讃える追悼の言葉を述べました。中国の納骨式の習慣でお金を模った紙を墓前で燃やしました。これは死者にお金を捧げるという意味です。参加者達は劉先生を悼む気持で一杯で、儀式が終わった後も去りがたく、それぞれ写真を撮ったり、坂道を何度も振り返りながらバスに戻ったのでした。
劉先生は亡くなられても皆の心に先生の教えと共に永遠に生きていると思います。


劉先生の長男夫妻(写真中央)が納骨をしました。


墓地です。赤いリボンがついているのが先生のお墓です



劉先生のお墓です。奥様と先生の名前が刻まれています


                弔 辞         寄稿   丹東善楽敬老院 
劉漢文先生は1921年2月25日、山東省蓬莱県で生まれ、2004年6月20日に亡くなりました。享年84歳でした。 劉漢文先生は中国禅密気功の始伝人であり、生涯体育文化事業に携わり、家伝の禅密気功の理論と方法を完全に確立し、世の中に広げてきました。先生が編集して書かれた『中国禅密気功』等の本は多言語で多数の出版社から、何回も出版されました。先生の下で研究開発された「中国禅密特音儀」が第一回国際伝統医学学術会議の金賞を受賞しました。 劉漢文先生は一生、義と誠実を守り、自らが習い体験したものを皆様に奉献したいと言う気持で長年の間禅密気功を広げるために努力してきました。劉先生は国内外に知名度が高く、多くの人たちに尊敬され愛されていました。劉漢文先生は全国武術協会研究委員、中国気功科学研究会の理事、功法の顧問、欧州中華気功学院特別教授、オセアニア気功研究会名誉会長、日本禅密気功研究所名誉所長、マレーシア禅密功協会名誉会長、米国西部禅密功協会顧問、禅密功国際(香港)研究センター顧問、東方古代科学研究会顧問、ニュージーランド国際中国健康協会顧問、ドイツ、スイス、シンガポール禅密功協会顧問、台湾地区禅密功協会顧問、雑誌『中外気功』の編集長等に就任しました。 劉漢文先生は生涯高い道徳心を持ち、徳と技共に優れ、公明正大、人々に尊敬されていました。
                                      2005年4月3日
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